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日々の出来事、観た映画、聴いた音楽、読んだ本、撮った写真。
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ゆれる

監督:西川美和
脚本:西川美和
撮影:高瀬比呂志
編集:宮島竜治
音楽:カリフラワーズ
出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、
新井浩文、真木よう子、木村祐一、
ピエール瀧、田山涼成、河原さぶ、
キタキマユ、田口トモロヲ、蟹江敬三
http://www.yureru.com/
amazon.co.jp

ゆれて、ゆれて、ゆれまくりました。 ★★★★★

オダギリジョーが演じる弟の猛は、故郷を離れ、
東京でカメラマンとして成功。一方、香川照之の兄・稔は
実家のガソリンスタンドを継いでいる。
母の一周忌に 帰った猛だが、稔、幼なじみの智恵子と
出かけた渓谷で、智恵子が吊り橋から転落死してしまう。
殺人容疑をかけられた兄と、彼の無実を信じる弟の関係が
と きにスリリングに、ときに不可解に、さらに衝撃と感動を
行き来し、タイトルが示すように“ゆれながら”展開する
骨太なドラマ。(以上amazonさんより)

要するに、「辛うじて成り立っていた兄弟関係がいかにして
崩れていくか」というのがメインテーマになった映画です。

オレも2人兄弟の弟なんですけれども、この映画の設定が
いちいちすべてドンピシャ当てはまってるような気がして、
まるで映画を観てる気がしませんでしたよ、ほんとに。

なんか、めちゃめちゃこわかった…。
どこぞのホラー映画観るよりも、よっぽどこわかったです…。

ま、オレなんかが「ドンピシャだ!」と思うような設定ですから、
(もちろん殺人は犯してませんが!)サスペンスドラマとしては
ありがちな展開なのかもしれません。単純だし。
でもね、そんな単純な物語なのに、上映時間2時間が
すっごく濃厚だったんですよ。これはすげぇなぁと思います。
西川美和監督の洞察力、構成力のたまものなんだろうなぁと
感心しきりでしたね。末恐ろしくなりました。
で、また、主演の2人の存在感がすごいのよ!
オダギリジョーくんの映画は、ほとんど観たことがなかったんだけど、
ここでの演技はすっばらしかった。アカデミー賞級でした。
そして、兄を演じた香川さんは、もうアカデミー賞確定でしょ!?
とまで言い切りたくなる壮絶な入り込み方で、兄貴の持ってた
情念、怨念、嫉妬、人間の裏の感情がじわじわとにじみ出てくる
感じが、とんでもない空気を漂わせていました。

と、今となってはこうして文字を打ち込めるまでに回復しましたが、
観終わった直後はもうゲッソリしちゃって言葉も発することができない
有り様だったオレです。完全降伏…。

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芸術的な才能がまったくないので、ほかの人が作った素晴らしい作品を見て感動してばかり。そんな思いを書き連ねていきます。自らのつまらない日常も含めて。
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